がばいばあちゃん めざせ甲子園
海外にいると活字に飢える。
そりゃ、お金払えば手には入るけれどね。
日本滞在期間は図書館を最大限活用した。
親子三人のカードで毎回最高貸し出し冊数を借りていた。
雑誌だって料理本だって図書館で借りた。便利やったなぁ。
この夏、久しぶりに日本書籍を買った。あ、古本ですが。
その一冊が上記の文庫本「がばいばあちゃん めざせ甲子園」。
だいぶ前に「がばいばあちゃん」が話題になったのは知ってたけど、
読んだことはなかった。映画にもなったんだってね…。
でも、読み始めてみて、オリジナル第一作じゃなく
続編だと気付いて、ちょっとショック(笑)。
これが全部ホンマの話やったらすごいけど、
全部が全部ホンマでないとしても、十分おもしろかった。
貧しくても、夢破れても、明るくたくましく生きる姿が描かれている。
「今の子ら」どころか、私らの年代でもこんな境遇には耐えられないやろうな。
がばいばあちゃんが貧しく、苦労してても、
明るく前向きでいられたのは、働いていたからだ。
働く喜びは生きる力でもある。
そんな簡単なことが今の時代、見失われている。
見よ。私がよいと見たこと、好ましいことは、
神がその人に許されるいのちの日数の間、
日の下で骨折るすべての労苦のうちに、
しあわせを見つけて、食べたり飲んだりすることだ。
…こういう人は、自分の生涯のことをくよくよ思わない。
神が彼の心を喜びで満たされるからだ。(伝道者の書5:18,20)