詩篇23篇〜告白として〜
主は私の羊飼い。
私は、乏しいことがありません。
主は私を緑の牧場に伏させ、
いこいの水のほとりに伴われます。
主は私のたましいを生き返らせ、
御名のために、私を義の道に導かれます。
たとい、死の陰の谷を歩くことがあっても、
私はわざわいを恐れません。
あなたが私とともにおられますから。
あなたのむちとあなたの杖、
それが私の慰めです。
私の敵の前で、あなたは私のために食事をととのえ、
私の頭に油をそそいでくださいます。
私の杯は、あふれています。
まことに、私のいのちの日の限り、いつくしみと
恵みとが、私を追ってくるでしょう。
私は、いつまでも、主の家に住まいましょう。
聖書を見ないでもそらで書けるほど暗唱した。
子どもたちにも幾度となく覚えさせた。
でも、今、私の本当の告白として
この詩篇を唱えることができるだろうか。
赤字の家計簿を見ながら「乏しいことがありません」と
疲れ、沈みきった心で「主は私のたましいを生き返らせ」と
先行きのわからない不安の中で「恐れません」と
絶え間ない肉体の痛みに耐えながら「それが私の慰めです」と
カラカラに飢え渇いた霊で「油をそそいで」「あふれています」と
かすかな希望の光に目をこらしながら「いつくしと恵み」は「私を追ってくる」ほどだと
主よ。
死を打ち破り、よみがえられたイエスさま。
あなたの約束は、目の前の現実よりも確かです。
今、私の目に見えているものがどうであれ、
体や心に感じているものがどうであれ、
あなたは私のそばにいて、私を導いておられると信じます。
その力強い御手で私を立たせ、戦い抜かせてください。
あなたのもとに、御国に帰るその日まで。