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今日の恵みを忘れないために

聖書〜本の形をした神様とのコンタクトツール〜

今週のお題「人生に影響を与えた1冊」

このお題で、どれくらいの人が「聖書」を挙げるだろうとはてなで検索してみたら、一人だった。はてな人口が少ない上に、お題に答える人はさらに減るし、そのうえクリスチャンとなったら…。にしても、一人とは。

厳密にいうと、私にとって聖書は「一冊」と数えられる「本」じゃないし、関係性は、「人生に影響を与えた」どころではない。私の人生を180度変え、人生のすべての道での決断をこれに聞いてきた「神のことば」だ。

本の形をしている、紙に書かれた文字には違いないけれど、他の書物との違いは「古くならない」こと。いのちをもっていること、今も生きておられる神様の声を聞くことができる「場」なんだ。

ちょうど、最近読んで紹介したいと思っていたN.T.ライトの「クリスチャンであるとは」から、聖書についての納得の解説をシェアします。

聖書を手にするとき、自分にこう言い聞かせる必要がある。いま私は、世界で最も有名な書物を手にしているだけではなく、人生を変え、社会を変え、世界を変え得る偉大な力を持つ書物を手にしているのだと。実際、いまもそれは変わらない。

…あるいは、場面が設定され、筋書きが充分に煉られ、結末も用意され、よく見ればさらに先に向かって展開していく小説の権威のようなものである。その物語の中で、その目的地に向かいつつ、それを生き、そこに参加し、頭を働かせ、決断していく登場人物になるようにと招かれている。

…いまだに私たちは、同じ物語の中にいるのである。その物語とは、創造者である神が、ご自身で創造したものを、その反抗、破壊、破滅、死から救出する物語である。神はこのことを、メシアであるイエスの死とよみがえりによって達成した。それはイスラエルとの約束の成就、また物語の成就である。

「聖書の権威」に生きるとは、その物語の語っている世界に生きることを意味する。その中に、共同体としても、個人としても、自分たちを浸すことである。それはまさに、クリスチャンの指導者と教師たち自身が、そのプロセスの一部になることであり、聖書を読む共同体の中だけではなく、その共同体を通して、より広い世界の中で、世界のために神が働かれているプロセスの一部にならなければならない…。

すなわち私たちが、古代文書を通して今日語っている神の声に耳を傾け、また、命の息づくそのことばを世界に届ける民となり、器となるように召されている、ということである。

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