聖徒とはどのような人のことでしょう？
姿をかえた宝石、
みすぼらしい着物をまとった王子、
死ぬべき肉に宿した永遠の命、
別世界につかわされた永遠の王の全権大使、
王座のかたわらで戴冠を待つ支配者、
土の牢獄にあって、
大いなる邸宅に住む準備をする王のしもべ、
黄金の道を目ざして、荒れた道を旅する者、
深夜、丘に立って、永遠の朝を待ちわびる見張り人、
星の輝きに似るため、磨かれるダイヤモンド、
るつぼの中で、純度を高められている金塊、
あこや貝の中で生みだされようとする真珠、
暗黒の夜に、
やがて永遠の光と共に燃え上がろうとしている光、
敵地に会って、
永遠の交わりを望みつつ生きる寄留者、
シャロンのバラの咲く国で、
今、花びらをひらきかける花。作者不明
荒野の泉Ⅱ（カウマン夫人著）
1月5日「…聖徒として召されたかたがたへ（Ⅰコリント1:2）」より
