マタイ7 親心をくすぐるお願い
求めなさい。そうすれば与えられます。
捜しなさい。そうすれば見つかります。
たたきなさい。そうすれば開かれます。
親は子供の必要を把握し、
折を見て与えていく心積もりをしているが、
子ども自身の口から求められることを喜びと感じる。
親を信頼し、その愛と保護の中で安らいでいる子どもは、
衒いも遠慮もなく、自分の必要を打ち明けることができる。
親の愛を信じて疑わないまっすぐな瞳で訴えてくる子に対して、
親はたとえ自分の身を削ってでもその信頼に応えたいと思う。
私たち欠けのある人間でさえ、自分の子どもには
できる限りのことをしてやりたいと思う。
であるならば、愛に満ちた完全な父はなおさらのこと。
何のためらうことがあろうか。
駆引きをする必要があろうか。
父の前に行こう。
その膝に上る幼子のように、御腕に抱かれ、
思いのたけを聞いていただこう。
祈りこそは、獲得のかぎ、発見のかぎ、打開のかぎだから。