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今日の恵みを忘れないために

介護の日々

去年3月に帰国。理由はコロナではなく、父の硬膜下血腫の手術のため。まさかそのまま日本に留まることになるとは、思いもよらなかった。

 幸い父の手術はうまくいき、術後の経過も良好。ただ、本人は不調を訴え続け、何度も再診。医者に「そんなに何度もMRIを撮る方が体に良くないですよ」とまで言われた。つい先月も睡眠障害のための入院検査をし、結果「異状なし」。おそらくは、心因性のものだろう。

 数年前に発症した母のパーキンソン病は、少しずつ、でも確実に進行している。パーキンソンからくる動作の不自由さ以外にも、膿胸、椎間板ヘルニア、舌癌、誤嚥性肺炎など、大きな病気や手術を何度も繰り返した母の体は、元気な86歳の人と比べると、とても弱っているように見える。

 高齢の二人暮らし、日ごろは、介護ヘルパー・デイサービス・訪問看護・訪問診療などをめいっぱい利用しながら、何とか生活している。子どもである私も弟も遠距離なので、それぞれ半年に一度、その都度1-2週間、両親の様子を見るために帰省していた。

 ところが、3月に帰国して以来、コロナは世界中でその勢いを増し、以前のように行き来できなくなった。それに加え、主人の母にも病気が見つかり、余命宣告を受けた。結局夫も帰国、母の最期を看取った後、仕事の拠点をこちらに移し、今に至っている。

 実家近くのマンションで賃貸暮らし、私は週に何度か様子を見に行って、あとは自分たちの仕事、という具合にバランスよくできていたと思う。今までは。

 ここへきて、実家の用事がどんどん増えてきて、自分たちの家や仕事がうまく回らなくなっている。両親がだんだん動けなくなることも、それに伴って助けが必要なこともわかっているし、できるだけ快適に穏やかに過ごせるようにサポートしたいと思ってきた。

 けれど、今週は週四日、午前中まるまる病院や習い事の付き添いで、帰宅すると結局1時になる。それに加え、週二回夜の後片付けやゴミ出し、母の着替えなどで2時間。月末でいろいろ仕事が重なるときに、ちょっとしんどいなぁと思う。 

でも、これから、おそらく、両親のために使う時間は、増えることはあっても、減ることはないだろう。どんなふうにうまく折り合いをつけていくか、考えないとなぁ。

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